京つう

  ショップ  |  洛西

新規登録ログインヘルプ


2016年12月01日

もっと知ってほしい補聴器のこと


最新の補聴器で聴こえる喜びをあなたへ

我が国の高齢化社会の現状

我が国は世界に例を見ない早さで高齢化が進展しており、平成37 年(2025 年)には高齢化率が現在の25% から30% を超えると予測されているようです。
ある調査では、我が国の65 歳以上の高齢者のおよそ半数にあたる約1500 万人に難聴があるとの推計値が出されているようです。また、高齢者は加齢による聴力の低下により社会との関係が疎遠になり易く本人の能力、意欲が十分に生かせないという場合もあるようです。

高齢者の健康的な生活には、言葉や音によるコミュニケーションは欠かせません。そのためには補聴器の活用が有効であり、QOL (生活の質)の向上にもつながります。しかし、高齢者の聞こえに関する基本的な知識や、補聴器の機能、特性などについて、正しく理解されていないのが現状でのようです。

このような状態は日本だけではなく他の先進諸国でも同様です。代表的な先進国の間で、難聴者(聞こえづらいと自覚する人も含め)の人口は各国おおむね10%前後と大差ないが、難聴者の補聴器装用率になるとアメリカの24.6%、イギリスの41.1%、フランスの30.4%、ドイツの34.0%に較べ日本はわずか14.1%(欧州補聴器工業会「EuroTrak2012」より)しかありません。また日本国内で実施した補聴器に対するイメージのアンケート(全国補聴器販売店協会2002年。530名対象)では、プラスイメージが27%に対しマイナスが46.4%という結果になっているようです。




超高齢社会にあって、私達は誰もが歳をとり高齢者として生きていくことの覚悟を自ら持つようになりました。しかし一方、“ 耳も歳をとっていく”
ということの認識や備えについて、日本人はまだまだ甘いところがあるようです。年をとればだれでも“ 聞こえ” の衰え(難聴)が現れます。人は30 代から次第に聴力が低下しはじめ、50 代、60 代、70 代にかけて聴覚の老化がさらに進んでいきます。徐々に低下するので本人も気づかないまま対応が遅れてしまう心配があります。しかも、足腰や目の衰え等に比べ難聴は周囲の人から“ 見えにくい” 障害なので、本人がどう困っているか想像しにくく、適切な対応が及ばないという問題があります。耳の遠い人には耳のそばで大きな声を出せばよいと考えている人が多いのですが、必ずしもそうではありません。お年寄りの耳元に口を近づければ相手の顔が互いに見えにくくなりますから、かえって話が伝わりにくくなるのです。生き生きとした表情、心のこもった話し方が一番です。

高齢難聴者の抱える問題

加齢による難聴はそれ自体に肉体的な“ 痛み”があるものではありません。その痛みは人との関係から生ずる精神的な痛み、心理的な痛み、社会的な痛みです。“ 聞こえの痛み” は、本人にとってはとても深刻なのに比べ、周りの人にその不自由さがよく分かってもらえない。このギャップがまた更に当事者を苦しめることになります。難聴の診断から補聴器装用に至る過程では、年寄りくさく見られる、あるいは障害者と思われてしまうことへの抵抗や躊躇があります。自分の難聴を知られないように、聞き間違いを悟られないようにと構える結果、コミュニケーションが消極的になります。言われたことに何でも「うん」で済ませ、分かった振りをする。なるべく本心を表明せず、相手の意見に合わせ従うなど、受け身の姿勢をとるようになるのです。しかしまた、会話場面では話すことよりも聞くことに困難があるので、一方的に自分中心の発話を続けることでやりとりの失敗を避けようとすることもあります。好きなことや関心のある話、既に知っている事柄、慣れた人の声などに対しては耳がよく働きますが、未知のことや新出語にはなかなか踏み込んで行けないのです。相手の声がはっきり聞き取れないために、話のやりとりに難渋する。名前や場所を聞き違える約束を交わした時間に遅れるなどのトラブルを経験する。その結果、失敗を警戒し人と関わること
を避け引きこもりやすくなります。視覚の障害は“ 人と物” とのつながりに困難を生じさせるのに対し、聴覚の場合には“ 人と人” とのつながりに障害をもたらすと言われる所以です。





補聴器による会話はたいせつな認知症予防策?

仏ボルドーの研究チームは、高齢にともなう難聴に関し、補聴器の使用と認知機能の低下における関連性について長年にわたる調査をおこなったそうです。認知症を予防する上でたいせつなことの1つは、人との関わり合いだといわれているそうです。認知症を発症した初期段階で、家から出なくなり人との関係が減っていくと、認知症状は加速度的に進行していきます。会話は、重要な認知症の予防策です。しかし加齢にともない耳が聞こえにくくなると、会話すること自体を億劫に感じるようになってしまいます。
今回の研究では、65歳以上の3670人を対象に、1989年より25年間追跡調査し、耳の聞こえ具合と認知機能との関係を検証。さらに、難聴の高齢者が補聴器を使用することで、認知機能に差が出るか否かについても調査がおこなわれたようです。調査開始時は、自己申告で耳が聞こえにくいという人137人、中程度の難聴の人1139人、2394人は聴力の低下は見られなかったようです。

追跡調査の結果、自己申告で難聴であるとした人は、認知機能が大きく減少し、難聴で補聴器を使用している人との間で差が見られた。しかし難聴で補聴器を使用している人は、難聴ではない人との間で、認知機能の低下に差は見られなかったようです。

つまり、耳の聞こえにくい人は認知機能が大きく低下する傾向があったが、補聴器を使用している場合は、難聴ではない人とあまり差異をみとめられなかったということである。補聴器の使用と認知機能低下を予防することに関連性があるかどうかは、今後さらに研究が必要のようです。

耳が聞こえにくいまま人との会話から遠ざかってしまうより、補聴器を使用して会話を楽しんだ方が、認知症予防にとってははるかに有効だとはいえるでしょう。





高齢者の生き生きした毎日のためには補聴器はとても大切なものです。

もっと気軽に多くの方が補聴器をお使いいただき、少しでも楽しい毎日をすごしていただくことが私たちギルドの信念です。
strong>  

Posted by guild at 21:40Comments(8)